カベワングランプリ出場

10月22日、23日に開催されました第5回カベワングランプリに、
本校の部活動「木造耐力壁研究部」が出場いたしました。
カベワングランプリとは、実物大の木造軸組耐力壁を制作し、
互いを引きあったうえでどちらが相手の壁を破壊できるかを競う大会です。
耐力壁の耐震性能はもちろんのこと、いかに少ない材料で制作できるか、
いかに容易に組立て解体できるか、廃棄物は少ないか、デザインは美しいかなど、
総合的に評価し得点を競い合います。

真ん中のジャッキで互いの耐力壁を引き合います。
右の耐力壁が本校チームの耐力壁です。

金物は使用せず、伝統的な工法を用いて耐力壁を考案することが、
本校チームの毎年のテーマです。

組立作業の様子です。

組立時間は短い方が高得点になります。
皆で声を掛け合いながら、スムーズに作業が進むよう工夫します。

加力試験後の様子です。

右側の柱が桁から抜けているのがわかります。
耐力は12kN程度で、思うような耐力は出ませんでした。

試験は1回戦敗退でしたが、
施工時のコミュニケーションや部材のカンナがけの美しさなどが評価され、
審査員特別賞(古久保英嗣賞)、またスポンサー賞を受賞しました。
本校ならではの部分が評価され、大変うれしい結果となりました。

今年の結果を踏まえ研究を進め、
来年はより性能の高い耐力壁で挑みたいと思います。